2015年も大型&積極的にスタートアップ投資を行う可能性の高いベンチャーキャピタル(VC)、事業会社(CVC)のまとめ

あけましておめでとうございます。2015年一発目の記事は、2014年積極的にスタートアップ投資を行っているベンチャーキャピタル(VC)、事業会社を今後のためのメモとしてまとめてみました。※プレスリリースを見てまとめたので、網羅して見れておらず漏れがあると思いますが、ざっくり把握するのに利用していただければ幸いです。詳細は、各企業ホームページなどでご確認ください。
 
 

★★★大型&積極投資VC

2014VC_1
大型&積極投資VCで2014年非常に動きが多かったのは JAFCOさん、WiLさん、グロービスキャピタルパートナーズさん、グローバル・ブレインさん、伊藤忠テクノロジーベンチャーズさん、ニッセイ・キャピタルさん。(伊藤忠テクノロジーベンチャーズさんは事業会社じゃない?と迷ったけれど、老舗ということでここに入れさせていただきました。)
 

JAFCO(ジャフコ)

逆風を、追い風に。株式会社ジャフコ
この投資合戦の前から億円単位の投資を続け、2014年はIPOなどで大きく回収しつつ新規の投資も数多く手がける。
2014投資先(抜粋):カタリズム(あそびゅー)、グノシー、フリル、ロコンド、アイキューブドシステムズ、ワンダープラネット、リネット、ライフイズテック、リサーチ・アンド・イノベーション、リバーフィールド
 

WiL(World Innovation Lab)

WiL_-_World_Innovation_Lab
2014年彗星のように数百億規模のファンドを提げて現れた独立系VC。
2014投資先(抜粋):トライフォート、ラクスル、トレタ、百戦錬磨、 Exys、Gumi
 

グロービスキャピタルパートナーズ

GLOBIS_CAPITAL_PARTNERS_グロービス・キャピタル・パートナーズ
IPO率が高いことで有名ですよね。継続して大型投資を積極的に行っています。
2014投資先(抜粋):Viibar、ClearWorks、カタリズム、メルカリ、アカツキ、KAIZEN、Quipper
 

グローバル・ブレイン

グローバル・ブレイン__Global_Brain_|徹底したハンズオン支援にこだわる独立系ベンチャーキャピタル
自社の150億円規模ファンド「グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合」に加え、KDDI(KDDI Open Innovation Fund)やニフティのファンドも運用。
2014投資先(抜粋):ソーシャルリクルーティング”、BASE、ラクスル、メルカリ、”ロケットベンチャー、(4meee!)、kamelio、3rdKind
 

伊藤忠テクノロジーベンチャーズ

TEAM___伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
IT及びハイテク分野のベンチャー企業に対する営業支援、経営支援を中心としたハンズオン型ベンチャーキャピタル。事業日本の案件についてはパートナーの河野 純一郎さん、ディレクターの浅田 慎二さんが主に担当されているようですね。
2014投資先(抜粋):ラクスル、メルカリ、NewsPicks、(UZABASE)、Tokyo Otaku Mode、FiNC、WHILL
 

ニッセイ・キャピタル

ニュース_イベントニッセイ・キャピタル株式会社
2014年は追加出資・新規出資合わせて18件(2015/1/2時点でWEB掲載されているもの)。
2014投資先(抜粋):オーマイグラス、mana.bo、wellnote、リノコ(セカイエ)、rinkak(カブク)、IROYA
 

その他

  • クールジャパン機構2014投資先:Tokyo Otaku Modeなど10件程度
  • 産業革新機構2014投資先(抜粋):オーマイグラス、Sansan、WHILL、ゼファー、BIC、SCIVAX、AGRA、NejiLaw
  • フューチャーインベストメント2014投資先(抜粋):ロケットベンチャー(4meee!)、リネット
  • モバイル・インターネットキャピタル2014投資先(抜粋):A-SaaS、シャノン、モンスター・ラボ、SUVACO
  • フェムト2014投資先(抜粋):KARTE
  • Atomico2014投資先(抜粋):スマートニュース、Quipper
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    ★★★積極投資事業会社

    事業会社の投資も2014年は目立ちました。事業会社の場合はキャピタルゲイン狙いで投資をすることもあるし、「株主だから手厚く提携しようぜ」という資本業務提携もあります。
     

    GREE

    2014年は投資と買収を加速させたGREE。
    2014投資先(抜粋):Viibar、スマートニュース、KAIZEN、wizpra、FiNC、カタリズム(あそびゅー)、チケットストリート
     

    サイバー・エージェント

    サイバーエージェントはご存知のとおり、CA本体、サイバーエージェント・ベンチャーズ、藤田ファンドと複数投資口があるのですがまとめちゃってます。
    2014投資先(抜粋):おかん、スマートエデュケーション、rinkak(カブク)、Curazy、コインパス、LiB(リブ)、オークニー、A2mato(セブンバイツ)
     

    DeNA

    iemoとmeryを買収したのに加えて、投資も積極的に行っているDeNA。海外投資も積極的。
    2014投資先(抜粋):八面六臂、Curazy、ライフイズテック、トランスリミット、Kamcord(アメリカ)、between(韓国)
     

    リクルート

    上場して資金も潤沢にあるリクルートが積極的に投資中。
    2014投資先(抜粋):relux、freee、八面六臂、ライフイズテック
     

    その他

  • mixi2014投資先(抜粋):ラクスル、A-SaaS
  • YJキャピタル2014投資先(抜粋):ClearWorks、八面六臂
  • ベネッセ2014投資先(抜粋):mana.bo、Quipper
  • アスクル2014投資先(抜粋):ごちクル
  • クックパッド2014投資先(抜粋):フリル
  • コロプラ2014投資先(抜粋):フリル
  • Adways2014投資先(抜粋):3rdKind
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    まとめ

    リーマンショック後くらいから日本でも盛り上がりを見せるスタートアップへの投資。2014年は数億円〜数十億円の投資がどんどん出てきました。これは、(1)スタートアップが年月が経ち大きくなっていること、(2)世界的に投資マネーが増え、リスクを許容できるマネーも増えたためにベンチャーキャピタルのファンドへの投資量も増えていること(それに従って投資先管理コストの問題から1件あたりの投資額を大きめにしないと資金がハケない)、(3)競合の資金調達額が増えているため資金調達額を上げる必要が出ている などの影響があるかと思います。

    2015年も、上記ベンチャーキャピタルさん/事業会社さんは積極的に投資していくと思われますので、事業を加速させるフェーズの経営者の方は連絡を取ってみてはいかがでしょうか?

    KORY

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