この記事は元Google、デザイナー、パフォーマーであり現在は「The Cooper Review」の運営もしているSarah Cooperさんの記事「Here are Google, Amazon and Facebook’s Secrets to Hiring the Best People ( http://thecooperreview.com/google-amazon-facebook-secrets-hiring-best-people/ )」を許可を得て翻訳しました。
Google、Facebook、Apple、Amazonなどのテック業界のトップ企業は1社あたり1年に1000兆ものレジュメを受け取っていると言われています。(情報の参照元が必要ですね笑)
つまり、彼らはベストな求職者を選定するために秘密のプロセスを持っていると考えていいでしょう。それは一体、どういったことなんでしょうか?
あなたがGoogleでググったかもしれない有名なGoogleの面接問題のリストとかそういう類のものではありません。事実、彼らの繊細にチューニングされた採用プロセスはアルゴリズムや量子力学に関する基本的な質問などよりもはるかに高度なものになっています。
もしあなたが世界で最も優秀なテックタレントを採用したいなら、これらの採用戦略の秘訣の1つを試してみてはいかがでしょうか。
質問の電話を約束の時間の15分前にかけたり、15分遅れでかけたり、電話しなかったりする
WHY?
その人が仕事に対していつでも準備できている人かどうかをチェックする
時間通りに電話が来るのであれば、どんな厳しい質問に対しても誰でも答えることができる。でも寝ている時や、ズンバの教室にいたり、トイレの最中に電話がかかってきたらどうだろう?これが、テック業界トップ企業が「いつでも準備ができている人」を獲るためにやっていることだ。
インタビュースケジュールを出来る限り破茶滅茶で予測不可能にする
WHY?
指示が不要な人材かどうかをチェックする
インタビューする側も受ける側もインタビューの間に何が起こるかわからないようになっていることを確認する。
プレゼンテーションの途中で何か問題が起こるようにする
WHY?
候補者が”理想以下”な環境で軌道修正できるかチェックする
わざとプレゼンテーション設備が故障している部屋にて候補者にプレゼンしてもらう。もし候補者がトラップを突破し、軌道修正を意に介さなければその候補者は一緒に働きやすいというサインである。もし候補者がプランB、C、Dを持っているようであれば、テック業界ではとても役にたつ人材であると言える。
インタビューの最中に、大量の間違った憶測をしてみる
WHY?
キレやすい人材かどうかをチェックする
もしTwitter出身の人にするなら、「Yahoo!で何年働きましたか?」と聞いてみて、候補者が訂正する際の話し方のトーンをメモしよう。彼はすぐキレてしまうバカなのか、クールに振舞うことができる人物なのか。テック企業はこうやって、窮地に陥った際に候補者が一緒に働きたい人なのかどうかをチェックしている。
候補者に、会社の特定の問題を解決させてみる
WHY?
なぜなら本当にこの問題で助けが必要だと思っているから!
テック企業はしばしば彼らがリアルに直面している問題を解決させる。これらの問題を解決するための無料の手助けを得るための良い方法である。
面接で別の部屋に移動を繰り返す
WHY?
居心地が悪いと思ってもまだ入社したいという気持ちを強く持っている人かどうかをチェックする
面接の最中、候補者には絶対に居心地の良さを与えてはいけない。居心地が悪くても入社したいと思ってくれて、さらに1日中会議室が空いていないという事実も把握することができるような人物を探すことを心がける。
同じ質問を何度も何度も何度も行う
WHY?
一貫性をテストする
テック業界では、予測力というのは良いことである。いちいち回答を覚えておくことなどできないので、ためらわずに面接の間に同じ質問を何度もしよう。これは候補者の回答の一貫性を確かめるために有効な手段である。候補者は上位レベルの職位以外の面接では回答が一貫しているべきである。
“良い警官・悪い警官”のノリのデュアル面接をする
WHY?
プレッシャーの中でマルチタスクのできる人かチェックする
テーブルの端と端に面接官がいる会議室の真ん中に候補者を座らせる。同時に両方の面接官からの質問に満足に答えられるだろうか?それとも明らかにやりとりに疲れて、「なんでこの面接を受けることにしてしまったんだろう」と後悔してしまうだろうか?この面接方法は候補者がいかに危機に相対するかを計る目安になる。
質問をしてから、めちゃ大きな音でキーボードを叩き始める
WHY?
わざと気を散らせられても集中力を発揮出来る人かチェックする
候補者に質問をする。そして、候補者が回答し始めた瞬間大きな音でタイプし始めよう。候補者に対しては「聞いてるので話してください。メモを取っているだけですから」と謝っておこう。実際にメモをとってもいいし、疎遠になっている父にメールを書いてもいい。候補者が集中力を保てているか、頭が真っ白になってしまっているかをみよう。このやり方で候補者がちょっとしたことでは仕事の遂行を邪魔されないような人物を探すことができる。
3ヶ月後に電話して、候補者が応募した以外の仕事のオファーをする
WHY?
断固とした人物かどうかをチェックする
そもそもその仕事自体をやりたいと思っていなかった人物を除外することができる。候補者がもともとやりたかった仕事を得るために戦うだろうか?それとも自分が得られる仕事の中で一番マシなオファーだと思うだろうか?それとも1ヶ月前に仕事を得ているのでお断りしてくるだろうか?この戦略はこれを見抜くことができる。
まとめ
この記事は2016/04/01に公開されております。ご利用は自己判断・自己責任でお願いします。
Big thanks to Sarah Cooper.